2016/08/23
爆裂とは、
コンクリート中の鉄筋が錆びて膨張することにより、コンクリートを破壊して表面まで露出する現象の事を言います。
この現象が起きているコンクリートの部分は、雨水等が漏水していることが多く、コンクリートの強度低下などの原因になりますので、すぐに対策が必要です。
鉄筋に沿って壁や柱などにひび割れが発生した際は要注意です。爆裂がもたらすリスクは、ただ外壁を破損させるだけにとどまりません。
例えばマンションの高層の壁が爆裂を起こした場合、剥がれた数kgのコンクリート塊がそのまま落下する可能性もあります。
実際に爆裂による外壁崩落事故やコンクリート塊落下事故も発生しており、非常に危険なことが分かります。
では、実際の施工を紹介いたします。
①施工前


爆裂でモルタルが剥落してしまい危険な状態でした。
②爆裂箇所はつり


まだ剥落の危険のある箇所を削ります。
③ケレン


錆箇所をワイヤーブラシでケレンします。
④プライマー(錆止め)


⑤モルタル形成


⑤施工後


施工前 ⇒ 施工後

施工前 ⇒ 施工後

使用材料
メーカー:コニシ㈱
材料名;Kモルタル
用途:モルタル補修材

材料名:ユニエポ
用途:モルタル用プライマー
爆裂を放置すると建物自体に深刻なダメージを与えかねません。
