2016-05-30
爆裂とは、
コンクリート中の鉄筋が錆びて膨張することにより、コンクリートを破壊して表面まで露出する現象の事を言います。
この現象が起きているコンクリートの部分は、雨水等が漏水していることが多く、コンクリートの強度低下などの原因になりますので、すぐに対策が必要です。
鉄筋に沿って壁や柱などにひび割れが発生した際は要注意です。爆裂がもたらすリスクは、ただ外壁を破損させるだけにとどまりません。
例えばマンションの高層の壁が爆裂を起こした場合、剥がれた数kgのコンクリート塊がそのまま落下する可能性もあります。
実際に爆裂による外壁崩落事故やコンクリート塊落下事故も発生しており、非常に危険なことが分かります。
では、実際の施工を紹介いたします。
東京都豊島区Tホテルの外壁下地補修工事(爆裂補修)無足場工法の施工事例を紹介いたします。
①施工前




柱などが爆裂を起こしており、剥落などとても危険な状態でした。
②爆裂箇所はつり




③錆箇所ケレン



④錆止め塗布




⑤プライマー塗布



⑥モルタル形成





⑦パターン合わせ(模様合わせ)



⑧色合わせ



⑨施工後



爆裂は放っておくと建物に深刻なダメージを与えかねません。
築年数が古い建物は一度外壁打診調査をお勧め致します。
